
とりあえず…ここは通っぽく見せるために、 いきなりバーガーを食べるのではなく、 ポテトからだ。 さりげなくポテトに手を伸ばす。 熱ィイイイイイイ 思わずつかんだ手を離してしまう。 さ、さすが本格的なアメリカンテイストショップ。 これはきっと、このポテトで俺を試してるんだ。 「郷に入らば郷に従え」なんて序の口、 「郷に入らば郷ひろみ」位に現場に溶け込むのが好きな私。 どんなに熱いポテトであっても、それを素手で食べてこそ、 正式なアメリカンスタイルというわけか。
くっそー! 負けるかー!
なんて奮戦してたら店員さんがナイフとフォークを入れたバスケットを持ってきた(漠。 なんだーーーフォーク使っていいのかーーーーー。 もうこうなったら、後には引けないので、とりあえず めちゃくちゃ熱いのを我慢して素手でポテトを食べる。 あああああ、口の中もかなり熱いぜ…。 我慢我慢…。 さあ、次はいよいよバーガーだ…。
先ほど店員さんがフォークやナイフも持ってきた際に、 ハンバーガー袋も持ってきてくれた。 このハンバーガー袋に、ハンバーガーを 入れてから食べるのか…。 しかし、このハンバーガーは熱いし、大きいし、 握ると崩れそうになるし、なかなか袋に入れる ことができない。 これが、オールドタイプということなのか(涙。 マックばかり食べてるからこんなことになるんだ、俺。 (しかも小振りのチーズバーガー。) 袋に入れやすくなるようにハンバーガーを縦に 押しつぶそうとしてみたものの、ハンバーガーも ポテトに引けをとらないぐらい熱いので、 つぶす前に手を離してしまう。
こ、これは駄目だ…。 もう気持ちを切り替え、60年代アメリカンテイストは 卒業することにしよう。 袋は完全無視して、ナイフとフォークでハンバーガーを 切って食べてしまおう。 だいたい、口を開いた大きさよりも高さが高いバーガーは、 食べる度に鼻と顎を汚してしまうからネ! 賢く切って食べるのが一番さ!
切ろうとしたら、優しい顔をした店長がやってきた。 「ポテトにケチャップは要りますか?」 ぉおう。 何故私がケチャップ大好きだと分かったのだろう? 「はい、お願いします!」 と、答えてから気がついた。 店内、誰もケチャップを使っている人いないんだけど…。 まさか、本式のアメリカンスタイルでは ケチャップを使わないでポテトを食べるのかっ!? 試されたのか、俺!?
そんな疑問は、店長が戻ってきてから消し飛んだ。 ケチャップを持ってきた店長は、優しく、そして 嫌みのないように、ハンバーガーを切らないで 上手に食べる方法を私にレクチャーしてくれた のであった(笑。 ケチャップは、声をかけるタイミングに使っただけだったのネ。 接客上手な店長さんでした〜〜! でも、フォークとナイフがサーブされた理由が未だに謎。 踏み絵だったのかなぁ?笑